おくすりの飲み方と保管方法


 おくすりを飲む時間について

食直前= 食事のすぐ前

食 前= 食事の約30分くらい前

食 間= 食事の約2時間後くらい(例: 朝食と昼食の間、昼食と夕食の間、夕食の後2時間後)

食 後= 食事の約30後くらいまで

食直後= 食事のすぐ後

就寝前= 寝る30分くらい前(多少のズレは問題ありません)

頓服薬= 症状に応じて一時的に使用

 

※ おくすりを飲む時間に付いては、薬剤師や医師の説明に従って服用しましょう。

 おくすりは水で飲む?

原則、薬を飲むときは「水かぬるま湯で飲みましょう」となっていますよね。


ここで誰もが一度は、ちょっと不思議に思うことがあります。

胃に入ってしまえば、水でもお茶でも、あるいはジュース類でもいいんじゃないかと?


じゃ、なぜ水やぬるま湯で飲むことを推奨されているのでしょう。


「実は水で服用した実験しか製薬会社が行っていないからです。」


他の飲み物での、詳細な実験していては、期間とコストが膨大に膨れ上がってしまうため、一番スタンダードな水で飲む実験しか行っていないのですよ。


なので、水で素直に飲んでもらうのが一番間違いないのですが、「骨のお薬」だけは「水道水」で飲むのが一番良いとされています。


水道水は体に悪いからミネラルウォーターを……。と考えてしまいますが

骨のお薬に関しては、ミネラルウォーターは☓とは言えませんが△ということになります。


 子供におくすりを飲ませるには…。

子供は親の思うとおりに薬を飲んでくれませんよね、特に薬が粉だったら。

子供に飲ませるいくつかの「コツ」を覚えてください。

 

1. 水にといて飲ませましょう。

   (子供は粉薬を直接、口に含むことを嫌う場合が多いです、その時は粉を水にといて飲ませましょう)

 

2. オブラートに包みましょう。

   (現在、袋状になっているオブラートやゼリー状のオブラートがあります)

 

3. 少量ならスプーンで飲ませましょう。

   (子供に薬を飲みなさいと言っても、薬を手にとってなかなか飲んでくれません。

    それって意外と、その動作が苦手な場合があるみたいです)

 

※ 薬によって飲み方が変わってきます。

   迷った時は、はな薬局の薬剤師まで相談してください。

   TEL:0985-71-1020


 おくすりの保管方法

お薬の保管方法は「直射日光を避け(遮光)、室温で保管」という方法がスタンダードです。

室温の目安は、1℃~30℃といわれますが、温度計で測ることはしませんよね。


そこで簡単に、「太陽の光が当たらないようにする」と考えればOKです。


ここからはちょっと詳しい雑学を

1. インスリン(糖尿病の注射)

2. 緑内障(りょくないしょう)の薬

3. 坐剤(ざざい)=(座薬のこと)の薬

上記の薬は、一般的に冷所保管ということになります。


坐剤(ざざい)でも、「テレミンソフト坐剤」といった薬は、冷所で保管していると固くなりすぎてしまい、実際に使用するときに肛門をケガしてしまう場合もあります。


このように、保管方法は様々ありますので、処方薬の保管方法で不明な点があれば、はな薬局薬剤師まで相談してください。


 おくすりを破棄する方法

お薬(錠剤・粉薬)を破棄するときの方法として一番望ましいのは、「水道水で下水に流す」という方法です。

お薬は水で溶けるように作られていますので、安心して水道水で流してください。


「要らないから捨てよう」とゴミ箱に捨てることはしないようにしてくださいね。


もし、ご自身のお薬の破棄方法がわからない・くすりが大量にあって処分に困るといったお悩みがあれば、はな薬局までご持参いただければ、適切な方法で正確に破棄処分致しますので、ご遠慮なくご相談ください。